生まれて初めて

この想いを込めて、手紙を書いた。
いやあいつのまにか徹夜しちゃってたよ参ったねこりゃ

渡すときなんかもう心臓ばっくばく、廊下で呼び止めて、両手で封筒差し出して『良かったら読んで下さい』とか言いながら柄でもねえやと内心もんどりうってんだけど、『ありがとう』って受け取ってくれた時にはもう天にも昇る心持ちだった。例え読まずに捨てられちゃっても、例えしまい込んだきり忘れられちゃっても、手紙の行方は私にはもう分かりっこないし、受け取ってくれただけで十分だ。
次にいつ会えるかは分からないけど、どうかこの気持ち、伝わりますように。















時は集中講義最終日。講師として来ていた大好きな落語家・立川志らく師匠に、やっとのことでファンレターを渡した渋さんでありました。