Gの悲劇

…ついに、ヤツが出やがった…!!（名前すらも呼びたくない）

戦慄の夜が明けてまた夜がやってきました。戦いは昨夜でした。
Ｇが最初に襲来したのは私の頭上です。何かがぶぶぶと落ちてきたのでびっくりして払いのけましたが、そやつの姿は確認出来ず、どこにいったかも分かりませんでしたので放っておきましたが、しばらくして脚に何かが触れて驚き覗き込んでもまた何も見えず、更にしばらくしてからまた足元を見たら、ヤツがいた。
網戸にも関わらず絶叫、つい何故か弟に電話をかけましたが話している間もヤツはそのへんうろちょろしくさっており、結局頼れる人は誰一人おらず、タイマンでケリをつけねばならぬ現実を受け入れるまで一時間半。
即座にネットで日々Ｇと戦う人々の意見を読みまくり、結局一騎打ちの方法として掃除機を選択しました。（Ｇジェットとかありませんしスリッパはちょっと手に余る感じだったのでなるたけヤツを見ずに済みそうな方法で…）
がたがた震える手を押さえ込み、「大丈夫だ美塚お前ならきっとやれる大丈夫大丈夫大丈夫」とお経もびっくりな息継ぎなしっぷりで唱えつつ、瞬時にヤツを吸い込んでパックを外してはじっこをつまみ夜道へ走り出る私。
全速力でゴミ捨て場まで走っている途中、しばらくしてヤツが気が付いたのかパック内からカサカサ振動が伝わってきたところで耐え切れなくなりパックをぶん投げ夜道でまた悲鳴。
しばらくガタガタしつつ道のど真ん中に落ちたパックから距離を取ってしゃがみ込んでましたが、しばらくしてから意を決して一旦戻り、ビニール袋を持って取って返し、パックを慎重に袋に入れてまたゴミ捨て場までダッシュ。捨てたらまたしても猛ダッシュで帰りました。

一応（嫌々ながら半泣きで）探してはみたのですが、他のＧはまだ確認されておりません。洗濯物を干したりしたときに窓から単騎で飛び込んできた一歩兵だと信じたい…
ていうか最初頭の上に落ちてきましたが、そのとき私が座っていた場所って頭上に穴っつったら斜め上くらいにエアコンがあるくらいなんですが。

…まさか、な。（そう信じたい）